寒波と種子と、修士論文昨年のことを振り返る間もなく、修論執筆に勤しんでいた。本日、無事に提出。これで、(おそらく)修士課程は、卒業できるだろう…。この2年間、思いっきりカメのことを研究させてもらった。「カメ類の種子散布行動」、とは。そのことだけで、頭をいっぱいにして、研究を続けてきた。その集大成、といっても過言ではない。でも、これで終わりじゃない。次を見据えて、2月中旬まで、駆け抜ける。そんな、今日。私の研究フィールドは、寒波が連れてきた雪にまみれて、とても美しく、綺麗だった。2023.01.25 09:29researchdiary
木曽路のカメカメがモチーフに選ばれ、作られた「モノ」を見つけると、「このモノを作った人は、なぜカメを選んだのだろう?」と疑問に思う。世の中には、多種多様な生物が存在する。その中から「カメ」をモチーフに選ぶ理由…。さらに、「作った人は、どんな風にカメを見ているのだろう?」という疑問も浮かぶ。他者から見える「カメ」の、姿かたち。それは本当に人ぞれぞれで、だからこそ、カメグッズを揃えるのは、とても楽しいのだが…。2022.07.19 04:40diary
一月のカメに要注意真冬の野外観察といえば、鳥類だろう。日本の本州には、多種多様な冬鳥がやってくる。カラフルなカモは川や池を彩り、鮮やかな冬鳥は雪の上をせわしなく歩き回る。そうした鳥類を観察する「鳥屋」が、身近にも何人かいる。鳥屋は、鳥類たちの美しい一瞬をとらえるために、極寒の中一眼レフを構え続ける。寒い中、辛抱強く鳥たちを待つ。そんな鳥屋さんたちに、見習うべき、というより教えていただきたいことがある。2022.02.09 06:42turtles watchingdiary
iZooiZooには、何度か訪れている。「伊豆アンディランド」の時代から、通っている。その頃から飼育されいているカメたちとは、いったい何年来のおつきあいになるのだろう。関東を離れてからはなかなか訪れることができていないため、先日の訪問は、実に数年ぶりだった。そのブランク間で手に入れた、一眼レフカメラ。一眼で、iZooのカメたちを写真におさめようとすると…2021.11.30 04:49turtles watchingdiary
In break timeHalloweenで作った型抜きクッキー。昔、クッキー作りにハマっていた時がある。どうしても亀の形に作りたくて、亀型の型抜きを探し回った頃が懐かしい。おかげで今は、4種類の亀型型抜きを持っている。海亀の型は、腕が折れやすいので要注意だ。休日の一休み。その流れのまま、先週一週間はゆるりとした時間をおくっていた、のだが。先週末に、初稿が届いた。投稿していた報文が、印刷の段階へと入ったようだ。はじめての初稿。はじめての投稿文書。「形」になるのが、ただただ嬉しい。投稿するにあたってお世話になった皆さまへ、感謝の気持ちを込めて。2021.11.08 01:53announcementresearchgoods/collectiondiary
リスクマネジメント先日、調査地へ向かう途中でのこと。自転車で、思いっきり転んだ時のこと。吹っ飛ばされた瞬間の記憶はないのだけれど、ハッと気が付いた瞬間から、吐き気と頭痛に見まわれた。大きな凹みに前輪が突っかかり、その勢いで自転車から投げ出され、そのまま顔面から地面にダイブしたようだった。脳しんとうとむち打ちで、しばらく身動きが取れなくなっていた。数十分後に後輩が迎えに来てくれて、その後は病院巡り。最後に自転車屋へ向かい、自転車も治療を受けた。幸い、転んだ場所が芝生の上だったこともあり、大事には至らなかったが、しばらく片目の眼帯暮らしを余儀なくされた。2021.10.28 08:42researchdiary
少しずつ。秋の研究活動は、やりたいことに追われがちだ。アカミミガメの行動が面白くなってきているので、徹底的に追いかけたい。他の調査のために、ある区画を耕したい。乾燥させた糞も、はやく分析をしたい、、、。冬になる前に、今シーズンの研究でやり残すことがないよう、したい作業がたくさんある。朝晩の涼しい風が、だんだん冷たい風になってきた。秋分も超えて、秋はすぐに深まるだろう。焦ってもしょうがないので、一つずつ、こなしていく他ない。焦らず、コツコツと。少しずつ、少しずつ。楽しむことを、忘れずに。2021.09.25 04:43researchdiary
実りの季節足元を見て、ギョッとした。昨日、大学構内を歩いている時のこと。鳥に食べられた柿の果実の残骸が、道端に転がっていたのだ。なんと。秋はもう、目の前だ。岐阜大学の周辺には、柿畑がたくさんある。実は、ここ周辺の地域は、富有柿の名産地である。近所のカキノキは、まだほとんどの果実が緑色で、青い状態だ。けれど、中には早熟するカキノキもあって、そのようなカキノキの果実は、すでに食べ頃を迎えているらしい。私も、鳥よりも一足遅く、熟した果実をつけているカキノキをみつけた。まだ最盛期ではないが、確かに、美味しそうな柿が実っていた。2021.08.23 09:19researchdiary
秋田産「亀の尾」お米の品種である「亀の尾」は、伝統のある、由緒正しき酒米だ。山形県発祥と聞くが、先日、秋田へ訪れた時に出会いがあった。秋田県産「亀の尾」を用いた日本酒、大納川酒造の「天花」。2021.08.19 00:04goods/collectiondiary
先輩たちのカメグッズ秋田から戻ってすぐ、立山で実習があった。どちらも天気に恵まれた、遠方への外出だった。それだけでも中々忙しかったのだけれど、その間に、研究室の引っ越しもあり、、、バタバタと過ごしていたら、もう8月中旬だ。大学の学部棟は、今、大々的な改装工事の真っただ中。数年前から始まった改装工事により、すべての研究室が引っ越し作業に取り組んでおり、学部全体が慌ただしい状態だ。そんな工事による引っ越しが、とうとう私の所属する研究室でも行われた。引っ越すために、今まで利用していた実験室を、完全に空っぽにしなければならない。そのための作業に追われながら、怒涛の勢いで実験室の片付けをすすめていると、面白いモノがたくさんでてきた。初期の録音機や、使用方法不明の...2021.08.14 07:53goods/collectiondiary
秋田へ三日ほど前のこと。お店でついつい、買ってしまった赤ワイン。いわゆる、ジャケ買いだ。ジャケ買いではあったけれど、優しく軽やかなミディアムボディで、とても美味しいイタリアワインだった。「亀」は、文化的にも愛される生き物だ。とくに、日本では縁起の良い生き物として、さまざまな場面で登場する。マスコットとして、キャラクターとして、モチーフとして。お酒業界でも、「亀」は人気者だ。私は、ワインだけでなく日本酒も大好きなのだが、「亀」の名がつく日本酒をよく目にする。酒屋さんに並ぶ、焼酎や日本酒のラベルから「カメ探し」をすることもしばしば。亀とお酒は、どうやら、相性がすごく良いらしい。きょうから7日間かけて、秋田を訪ねる予定だ。秋田県は、淡水性カメ類...2021.07.15 21:51turtles watchingdiary
BIOSTORY昨年創刊されたBIOSTORYの特集が,「ウミガメと人」というテーマだった。それまでBIOSTORYという書籍を知らなかったのだけれどカメに関する本ということで,今回初めて購入した。内容はかなりしっかりとした科学書で,楽しく読ませてもらった。特集以外の記事もとても興味深い内容で,さまざまな種類の知見が得られた。そんなBIOSTORYを,研究室の本棚に置いているのだが。ついこの間,この本の編集を行っている団体「生き物文化誌学会」の役員が隣の研究室の教授だったことが判明した。2021.06.14 09:00booksdiary