好き、の理由カメが主題となっている本を、約50冊ほど持っている。生態学書や医学書、図鑑、写真集、飼育書、エッセイ…そのほとんどが和書であるが、洋書もある。それでも、カメに関する本を全て持っているわけではない。世の中には、もっとたくさんのカメ本が存在するのだ。2021.02.26 23:57booksdiary
イシガメの遺体「日曜日は気温が上がるから、調査へ行きます」春のようなポカポカ陽気だった、一昨日。カメの研究をしている後輩の調査地へ同行し、一緒にカメを探していた。のんびりとしたカメを見て、のんびりとした気持ちで調査していた。のだが。ひょんなことから、川に沈んでいるニホンイシガメの死体を見つけた。外傷はないけれど、、何故、息を引き取ってしまったのだろう…。冬眠が上手くできず、衰弱死してしまったのだろうか…。さみしい気持ちを残しつつも、この死体を、どうしようかと考える。やっぱり、白骨標本にするかな…あ、そういえば。標本作製が、得意な子が身近にいたぞ…。同じ研究室のメンバーに哺乳類や鳥類、両爬類など、骨のある生き物を白骨標本にするのが得意な子がいるのだ...2021.02.22 23:50turtles watching
マイクロチップの埋め込み最近、ペットにマイクロチップを埋め込む飼い主が増えている。ペットの犬や猫が迷子になった際、その子たちが野生ではないことを示すためだ。そして、チップの情報から、また元のお家へ帰ってこれるように…。マイクロチップを埋め込む生き物として、カメも例外ではない。特にカミツキガメやワニガメ等、飼育許可の必要な種においては義務化されている場合もある。さて、このようなチップは、カメの身体にどうやって埋め込んでいるのだろう?2021.02.21 10:33research
寒さに負けずアカミミガメは、逞しい。気温は6℃。風は強く、川が波打っていたのに。今日は、アカミミガメのメスを3匹見かけた。先週気温が上がった土曜日は、もっと多くのカメが日光浴をしていたのだが、流石に今日のコンディションは寒かったようだ。それでも、日光浴をしている個体が3匹もいた。しかも、全てメス。アカミミガメのメスは、オスよりも外気温の寒さに強いのだろうか?それとも、冬眠明けのメスは、オスよりも紫外線を必要としているからなのだろうか?いずれにせよ、ヒートテックにフリース、薄手のダウンとジャケットを着込んでマフラーをぐるぐる巻いて防寒している私にとっては彼女たち3匹が、とても逞しく思える。2021.02.17 07:55turtles watching
川の中へHappy valentine.2/14は気温が上がり、暖かい一日となった。河岸植生からも、少しずつ春の芽吹きが伺える。そんな日は、川の外にいるのがもったいない。今年2度目の、川の中へ。まだ水温が冷たく、長くは入っていられないけれど冬眠中のカメたちに出会うことができた。アカミミガメはもう、日光浴をはじめている子もいる。それでも、どのカメの動きも鈍く、逃げる姿は頼りない。もう少し暖かくなったら、カメとの本気の追いかけっこがはじまる。今のうちに、否、今だからこそ出会えるカメたちに会って、見ておこう。今しか見ることができないカメの行動を、ひとつひとつ記録しよう。冬の暖かい日は、川の中へ。これからの研究へのやる気もチャージされるし、一石二鳥...2021.02.16 03:37turtles watching
研究のおわりとはじまり昨日は大学院修士生の、修論発表会だった。発表は、お世辞抜きで、とにかく面白かった。膨大な調査数とそのデータ量を、みんな、なんとかしてまとめる。どんなことを、どうやって研究してきたのか。一人あたりたった15分の発表時間の中で、2年間の全てをまとめあげ、プレゼンをする。ある人は、40000匹以上捕まえた魚類について。またある人は、たった一種類の花の形態変異について。それぞれの発表時間15分は、すべて、ぎゅっと濃縮された濃い時間で、本当に刺激的だった。そんなみんなの集大成(発表)から、私の研究を進めていくヒントをたくさんもらった。発表者のみんな、本当にお疲れさまでした。そして、そんな日の夜に届いた、一冊のカメの本。2021.02.13 00:00books
行ってみなければ、わからない昨日の午後、窓を開けたら一匹の虫が飛んできて、部屋に入ってきた。まだ充分に暖かくないからか、本調子ではない様子でゆっくりと飛んでいた。それでも、もう虫が野外を飛びまわる時期だということ。本当に、そろそろ“春”がやってくる。春が来る前に、買っておきたいモノがあった。それはSIGMAのContemporary、150-600mmの望遠カメラレンズだ。野外のカメを納得できる形で撮影するためには、どうしても必要だった。去年の10月頃から悩みに悩んで、とうとう、中古のレンズをポチってしまった…。今朝、そんな、待ちに待ったレンズが届いた。早速使ってみたくて、近くの川へ散歩に出かける。流石にまだカメは冬眠しているだろうから、冬鳥やカモを撮るつもり...2021.02.06 08:34turtles watching
川で眠るカメ新年最初の投稿が2月になってしまいました。昨日は、立春。もう少し暖かくなってきたら、野外のカメたちも、冬眠から目覚めてくるだろう。先週、冬眠中のカメたちが見たくて、師匠と二人で川に入ってきた。冬期の野外調査は、初めてだった。夏場は半そで半ズボンで川の中を動き回るが、さすがに1月の川にその恰好では入れない。研究室でウェダー(胴長)を借りて、半そでを重ね着。一日のうちで一番暖かい午後2時に。いざ、入水。…水は思ったよりも冷たく感じなかった。幸い、風があまり吹いておらず、日差しが暖かい。これなら、一時間くらいは川でカメ探しができそうだ。開始直後の風景写真を数枚撮っていた、その瞬間。師匠の両手には、ニホンイシガメが。「?!?!」捕まえるの、...2021.02.03 23:01research