行ってみなければ、わからない

昨日の午後、窓を開けたら一匹の虫が飛んできて、部屋に入ってきた。

まだ充分に暖かくないからか、本調子ではない様子でゆっくりと飛んでいた。


それでも、もう虫が野外を飛びまわる時期だということ。

本当に、そろそろ“春”がやってくる。



春が来る前に、買っておきたいモノがあった。

それはSIGMAのContemporary、150-600mmの望遠カメラレンズだ。

野外のカメを納得できる形で撮影するためには、どうしても必要だった。

去年の10月頃から悩みに悩んで、とうとう、中古のレンズをポチってしまった…。


今朝、そんな、待ちに待ったレンズが届いた。




早速使ってみたくて、近くの川へ散歩に出かける。

流石にまだカメは冬眠しているだろうから、冬鳥やカモを撮るつもりで…。



ところが。

一匹の大きなメスのアカミミガメが日光浴をしていた。

「え?!」


つい、川に入ってキャッチ。


大きくて、立派な個体。

よく見ると、甲羅の所々が脱皮中で、はがれている。

逃げようとして四肢をバタバタさせるが、動きは鈍い。

つい最近、冬眠から目覚めたばかりなのだろう。



そっか…

もうカメが目覚めてくる時期なんだ…。








「冬場、カメは冬眠している」


…これは正しいし、その通りだ。




けれど、このアカミミガメとの出逢い。




野外へ行ってみて、見てみなければ分からない。


見に行かなければ、何も分からないのだ。








野外へ出かけることの大切さを改めて感じた、そんな一日だった。



そして、レンズを購入して本当に良かったと、

そう思えた一日だった。


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亀に踏まれて -KAME HACK-

主に「野生の亀」について探求しています。 現在、西表島で研究中。