遺体を掘り起こすあれから、三か月が経った。そろそろ掘り起こしてみよう。そう思って、おとといの夕方は早めに帰宅した。甲羅を傷つけないよう、慎重に土を掘り返す。悪臭もなく、淡々と掘り起こしていく。すると、綺麗な甲羅が見えてきた。顔や手足の位置を想像しながら掘り進めていくと、甲羅の中側が確認できるようになった。…すごい。甲羅の中は、最初から何も入っていなかったかのように空っぽだった。四肢の骨はどこだろう?…なるほど、細かい骨の周りについている肉が一番最後に分解されるようで、首の脊椎骨や腕の骨の周りは、ドロッとしたモノが、まだまとわりついている。「土」は、ここから生まれるのか。。。黙々と作業を続け、バットにすべての骨を取り出した。2021.05.27 22:46turtles watchingdiary
瞳の色クサガメのオスは、成熟するにつれて身体が黒化する。我が家ではクサガメのオスを飼育しているのだが、その子も8歳頃から徐々に黒化し、10歳の時、真っ黒になった。(6 years old, 2011.5→15 years old, 2020.5)2021.05.18 22:34research
カモ、カエル、カメ。川で目視調査をしていると、カメのようなシルエットで、見間違えてしまう生き物がいる。それが、カモとカエルだ。秋の終わり頃から冬にかけて、冬鳥たちがやってくる。川では、さまざまなカモ類があっちこっちで見られるようになり、とても賑やかだ。2021.05.15 03:30turtles watching
グッズとコレクショングッズを使用すれば、劣化は避けられない。可愛くて、お気に入りだからこそ使いたい。でも、使えばキズがつく…。カメグッズには、この葛藤がいつもつきまとう。カメグッズを収集するのが趣味である一方、カメ(グッズ)にまみれた生活をしたいので、ただ飾って置いておくだけにはいかない。いつも、使用するものと保管するもの用で、同じ商品を2点購入しようかと迷う。特に消耗品であるマスキングテープや便箋なんかは、商品棚にある分を全部買い占めたくなる。うーん、、カメがデザインされているだけなのに、なぜこんなにも魅惑的なのだろう…。2021.05.10 21:20goods/collection
イシの上にも三年イシガメを観察していると、甲羅に訪問者がやってきた。イシガメは、トンボが甲羅に止まっても特別気にする様子はなく…。イシ(ガメ)の上にも三年。(実際、トンボは三分。)岐阜に戻ってきて、ちょうど一年が経つ。修士課程修了まで、あと二年。岐阜には、少なくとも三年間滞在する予定だ。私も「イシ(岐阜)の上にも三年」いれば、何か掴めるのだろうか。トンボは、しばらく羽を休めた後、またどこかへ飛んで行ってしまった。2021.05.09 22:20turtles watchingdiary
お気に入りの場所なんとなく、「お気に入りの場所」…例えばそれは、自転車の駐輪スペースであったり、よく利用するカフェの席、とか。ルーティーンのように使用する「お気に入りの場所」。そんな場所が、カメたちにもあるのかもしれない。2021.05.07 21:06researchturtles watching
半目のカメ写真を撮られる瞬間に、目をつむってしまった経験はないだろうか?実はこの経験、カメたちにも当てはまる。カメの場合、勝手に撮られているだけなので、少し意味合いは違うのだけれど。2021.05.07 06:04turtles watching
亀に噛まれて野生のカメを、持ち上げる。そうするとカメたちはみんな、個性豊かであることがよく分かる。バタバタと四肢を素早く動かして逃げたがる子、顔を引っ込めて防御態勢になる子、噛みつこうとする、臆病な子。みんな、本当に十人十色で、性格がそれぞれ違うのだ。つい最近出会ったアカミミガメの中に、特別臆病な子がいた。実は、臆病者ほど攻撃的だったりするのだが案の定、このアカミミガメもそうだった。手に持てば、噛みつこうとする。けれど手を放せば、どのアカミミガメよりも必死に逃げまどう。水に入れれば、誰よりも水底深い隠れ場所を目指す。いわゆるスッポンのように臆病な、そんな性格をしたアカミミガメだった。…ってことを一瞬忘れてしまい、調査の作業中、他のアカミミガメと...2021.05.02 04:01researchdiary