大学院で,カメの研究をするためには。
そのためには,当たり前だけれど,大学院へ所属する必要がある。
先月,私は岐阜大学大学院・修士課程を卒業した。
岐阜に戻ってきてからの,この三年間。
岐阜大学大学院で,好きなように,好きなだけ,カメの研究をすることができた。
本当に,支えてくださった皆様のおかげでしかない。
この三年間は,私にとって,宝物となった。
しかし,修士課程を終えてしまった今,この充実した環境から,卒業しなければならなくなった。
さて。次はどうしようか?
実は,昨年の冬ごろから,次の行き先について悩んでいた。
これからもカメを見続けるためには,どうしたらよいだろう…?
カメの研究を,思う存分できる環境って,どこにあるんだろう…?
結論から言うと,今年度から,琉球大学の西表島研究施設で,カメ類の研究ができることになった。
これも,本当に,様々なご縁のお陰様で。
今日は,鹿児島大学大学院連合農学研究科博士課程の入学式が,鹿児島大学のキャンパスで開催された。
私はこの春から琉球大学へ進学したのだが,琉球大学の農学(博士課程)は鹿児島大学大学院連合農学研究科に属する。
そのため,私の肩書は,鹿児島大学大学院連合農学研究科・博士課程となる。
学生証をみると,鹿児島大学の学生みたいだ(間違いではないが,違和感満載…)。
ややこしいけれど,大学院の農学部ではこのような「連合農学研究科」を設置している大学が,けっこう多い。
鹿児島大学大学院の連合農学研究科は,鹿児島大学,佐賀大学,琉球大学の3つの大学からなっている。
新入生は30名弱で,入学式会場も小さな会議室だった。
けれど,出席者は,鹿児島,佐賀,沖縄などなど,実にさまざまな地域から結集していた。
しかも新入生の半分は,留学生。
フィリピンやエチオピア…出身国も多彩なメンバー。
日本語と英語を入り交えた,国際的な入学式を満喫した。
これからは,鹿児島大学大学院の博士課程研究者として(琉球大学の学生として)。
まだまだ,カメのことを追いかける日々が続けられそうだ。
今は,それを素直に嬉しく思う。
このような機会を与えてくださった,皆々様に感謝しながら
来月から,八重山諸島の西表島で生活を始めます。
※鹿児島大学構内の植物園。鹿大生の憩いの場,なのかな。
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