オオカナダモとカメ

秋晴れと残暑が重なった、とある九月の一日。

気分転換のため、川へ遊びに行ってきた。


そういえば、九月の川へカメを探しに入ったことがないな~、と思い出す。


たっぷり三時間、いつものフィールドでカメを探した。

途中、川を泳いで、涼んだりもしながら。

が。

一匹も見つからず…(泣)

上写真のように、河岸にはオオカナダモがびっしりと繁茂していた。

恐らく、カメはこのカナダモの中に隠れているのだろう…。

分かっていても、手が付けられない程の繁茂っぷり。


一昨年八月に川へ入り、カメを探した際にも、オオカナダモは繁殖していた。

その時は、今回よりも小さな群落で、カナダモの中からひょっこり顔を出すイシガメの幼体を見つけたこともあった。


しかし、季節的なものなのか、今年が大繁殖の年だったのか、、

何かの理由で、今年の九月は、手が付けられない程の大きな群落となり、調査地で繁栄していた。


カメ探しには、実に厄介な相手。

けれど、カメにとっては良い隠れ家…。

さらに、場所や時期によっては、このオオカナダモの上で、カメ類は日光浴を行うこともある。



外来種であるこの「オオカナダモ」は、同じく外来種のアカミミガメ、在来種のイシガメやスッポンにとって、良きパートナーなのだろうか?





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亀に踏まれて -KAME HACK-

主に「野生の亀」について探求しています。 現在、西表島で研究中。