グッズを使用すれば、劣化は避けられない。
可愛くて、お気に入りだからこそ使いたい。
でも、使えばキズがつく…。
カメグッズには、この葛藤がいつもつきまとう。
カメグッズを収集するのが趣味である一方、カメ(グッズ)にまみれた生活をしたいので、ただ飾って置いておくだけにはいかない。
いつも、使用するものと保管するもの用で、同じ商品を2点購入しようかと迷う。
特に消耗品であるマスキングテープや便箋なんかは、商品棚にある分を全部買い占めたくなる。
うーん、、
カメがデザインされているだけなのに、なぜこんなにも魅惑的なのだろう…。
ただ、何年か前からは、カメグッズを積極的に使うようにしている。
一年半ほど使っているこのケーブルプロテクターも、甲羅が剥げてきてしまっているが
その「剥げ」に味わいを感じるようになってきたからだ。
使用感のあるカメグッズ。
それは、世界で一つだけのカメグッズとなる。
そして使用することで、そのカメグッズとの思い出が深まる。
用途として使えなくなるくらい使ったものは、カメコレクションの棚に飾っている。
もはやカメの形を保っていないモノも多い。
他人にとっては、がらくたの山なのかもしれない。
けれど私にとって、棚の上に飾られたグッズたちは思い出のかたまりだ。
ケーブルプロテクターも、いずれは棚に飾られるのだろう。
その時には、甲羅以外にもたくさんのキズと思い出で
私だけの、世界にひとつのカメグッズに化けてくれているはずだ。
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