今朝、「キリン解剖記」を読了した。
この本は、著者が大好きなキリンを解剖し、キリン博士となるまでの軌跡をまとめたものだ。
すごく読みやすくて、あっという間に読破してしまった。
本文中では、キリンの骨に関する新しい発見が語られている。
キリンは、第一胸椎がほかの胸椎に比べて可動性が高い、のだそうだ。
とここで、ふと疑問が。
ガラパゴスゾウガメも、鞍型とドーム型で、骨の形が異なるのだろうか?
ガラパゴス諸島には、島ごとに11亜種のガラパゴスゾウガメが残存している。
亜種間の形態的差異で最も特徴的なのが、甲羅の形だ。
甲羅の形は、ドーム型と鞍型の2種にわけることができる。
*https://www.vario-media.net/excitement/20180329_36020/
これらの形態的差異は、それぞれの島にある「食べ物」の違いがきっかけとなっていることで有名だ。
主に、地面に生えている背が低い植物を食べているのか、樹状性の背が高い植物を食べているのか。
この食べ物の差が、甲羅の形態的差異をもたらした要因だといわれている。
ガラパゴスゾウガメは、ドーム型・鞍型の甲羅によって首の可動域が異なることがわかる。
…ということは、キリンの第一胸椎のように、「骨の機能」にもなんらかの差異があるのではないだろうか。
それは骨の大きさや形にも、差異が表れているのではないか?
気になる…。
まずは、ガラパゴスゾウガメの骨格についての論文を調べてみよう。
もしこのような疑問を解決した論文が投稿されていなかったとしても、ガラパゴスゾウガメの標本があれば、キリン解剖記の著者と同じような実験方法(CTを用いた実験)で解決できるはずだ。
誰かが、すでに研究しているのかな。
わああ、もう、、超気になる…。
一冊の本を読めば、一つの新たな疑問につながる。
カメって本当に、不思議だらけの魅惑的な生き物だー。
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