カメを“みる”武器 ー双眼鏡ー

 カメ類の観察には、「武器」が欠かせない。

 彼らは私たちよりもはるかに目が良く、野生の感が研ぎ澄まされており、そして賢い。

 だから私は武器を使わなければ、彼らのことを“みること”すらまともに出来ない。


 武器は双眼鏡やカメラなど様々なものがあるが、今回は私の愛用している双眼鏡を紹介してみた。



 初代の武器は、オリンパス 8×25 WP II。

   2017年から愛用、コスパが良くてはじめの一歩としてとても優秀。  

 大学で本格的にカメを“みる”ようになるまでは、「武器」についての知識は0だった。

 オリンパス8×25 WP IIはそんな知識0の私にと、「武器」に詳しい友人が勧めてくれたものだ。


 とにかくコンパクトで持ち運びに最適。

 これが初めて持つ双眼鏡にとって一番大事なことだと、使っていくうちに気が付いた。


 重たくて大きいモノ、それだけで持ち運ぶ気が失せてしまう。

 ましてや今まで持っていなかったモノなら尚更だ。


 今でも、遠方へ出かける時や「ついでに」持っていく時に重宝している。 

 




  ところが、ひょんなことから今年の6月以降、観察にはライト光機双眼鏡 SX 8×42を使うようになった。

 最近はもっぱらこの子が活躍中。 


  これは価格が「高い…」と感じるかもしれないが、一度覗けば分かります。

 このハイクオリティでこの価格…買わずにはいられません。


 とにかく明るく、カメの些細な表情がすこぶる良くみえる。


 10倍率も店舗で試してみたが、一箇所を重点的に観察する上での手振れを考慮すると8倍率が妥当だった。

 そして視野の広さ。

 空間の大きさを感じる気持ちよさが8倍率の方が圧倒的だった。

 ※双眼鏡を覗いている間は(カメが良くみえてその仕草が可愛すぎるため)ニヤニヤが止まらないので、通報されないよう十分ご注意ください。



 この双眼鏡も「武器」にとっても詳しい方に教わり、お勧めしてもらったものだ。

    

  生き物をちゃんと観察しようと思うと「武器」は欠かせない。

 けれど私はいまだに「武器」についての知識は浅い。

 そんな私が今、不自由を感じずにカメを観察できているのは、確実に周りの人たちのおかげだ。


 自分に足りない知識や部分を自ら獲得することももちろん大切だけど、苦手な分野や欠けている知識を誰かに頼ることも時には必要。


 だからこそ、いつも周りの人たちへの感謝を忘れずにカメのそばに居られたらな、と。

 そんなことを少ーし考えながら、きょうも双眼鏡を覗いてみる。





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亀に踏まれて -KAME HACK-

主に「野生の亀」について探求しています。 現在、西表島で研究中。